アンティーク英国1800年代キャリックマクロスレーストリム希少付け襟 カフスにも 工芸品

1800年代前半のイギリスの
アンティークのキャリックマクロスレースの
ハンドメイドのニードルワークの
大変美しい希少なレーストリムです。

小花とリーフ、果実的な抽象的な花？を
細やかなオープンカットワークで形象し
アウトラインを縢っています。
スペースを糸を編んだブリッジで繋げた
精緻でとても素敵なレースです。

ネットチュールへの薔薇や小花やリーフの
立体的なアップリケ技法の
キャリックマクロスは時折見かけますが
(アンティークで現存するものは少ないです)
こちらはチュール上へではなく
ごく薄いリネン地をカットしながら仕上げ
スペースは空白/エアにした事で
カットワークや刺繍、ブリッジが
クリア…明瞭にくっきりと見える
かなり珍しく、存在感を放つ作品です。

木のテーブルや色物(青)の麻布、
ガラスの上では時を重ね沈んだエクリュ、
淡くカーキグレーを帯びたアイボリーで
魅惑的な色合いです。
白いコットン生地の上では
セピアトーンも増して見えます。
仄かに光沢や艶も感じます。

片側トリムはマーキスの連続モチーフ♢
もう片側はフラワリーなスカラップ仕上げで
エッジが細かなピコレース刺繍で装飾され
繊細で優美です。

ごく細く薄く柔らかいチュールよりも
扱い易いと思います。

素材はごく細いリネン糸と想像します。
しなやかでハリがあり
サラリとして魅力的です。


以下は素人計測で、又ハンドメイド作品の為
誤差をご容赦くださいm(_ _)m

長さ：約40.3㎝
幅：7.2〜7.5㎝
重さ：3g

傍で目を凝らしよく見ると
針先点や、それより小さい褐色のしみがあり
白生地の上ですと、色変が目立ちます。
ご了承くださるかたに…

小さなオブジェやお人形を飾り
ディスプレイに使われたりなさると
大変美しいですし
鑑賞用に額装なさられるのも素敵です。

ハンドメイドの素材としては
大人の女性用への付襟には少し短く
肩に掛ける感じになる長さ。
女性用カフスなら
２つ分ペアでお作り戴けそう。
中央に向かい両端から丸めた写真は(画像６)
ご参照用です。

1820年代に英国で手掛けられ始めた
キャリックマクロスは、1900年初めには
姿を消したと言われています。
伝統工芸や個人の趣味線上で
継承されていた中で
キャサリン妃のウェディングドレスに
選ばれ、人気が再燃しました✧

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